汗をかけば痩せるの?

今はちょっと動いただけでも汗をかく季節です。日常は薄着なのに、たくさん着込んで運動をする人を見かけます。汗を大量にかく、のが目的だと思われるのですが、はたしてそうでしょうか?
汗をたくさんかけば、痩せるのでしょうか?

ここで、皆さんにはっきりと違いを理解してほしいことが「体脂肪減少と体重減少の違い」です。

「痩せる=体重を減らす」と漠然と理解されている方はいまだにいらっしゃると思います。
大事なことは、体重計の目盛を減らすことではなく、体内に蓄積されている「余分な体脂肪」を減らすことです。
ただ、体脂肪自体は悪者でなく、女性にとっては女性ホルモンを作る材料になるので、むやみに減らすことは危険です。骨が脆くなる「骨そしょう症」を引き起こすことにもなりますから適正量を維持することが大事です。

汗をたくさんかく、ということは決して、「=たくさんカロリー消費をしている」ことではありません。
汗の原料は血液です。血液の量は決まっています。
水分がたくさん外へ出るということは、血液濃度が高くなり、血管内を流れにくくなります。そうすると、その流れにくくなった血液を体中に送るため心臓がもっと大きな力を出すことになります。血液は体中の筋肉に酸素を運ぶ役割も担っていますから、さらさら流れないと、筋肉に酸素が十分行き渡らなくなります。

同じ運動をしていると仮定すると、汗をそんなにかかない場合と、大量に汗をかいた場合だと心拍数や血圧に差が出ます。体内に酸素が十分に行き渡らないため、疲労を感じやすくなります。
つまり、室温が高い部屋や、たくさん着込んで大量に発汗しながら運動すると、心拍出量(一回心臓がドンッと押し流す血液量)が減少し、結果、運動強度・運動量が減少することになるのです。

これでは、せっかくの運動効果も半減!
運動するときは汗をうっすらかくぐらい、そしてかいた汗は自然に蒸発するくらいに薄着を心がけるのが正解です。
出てしまった水分をこまめに補給することも、血液を流れやすくし、酸素を体中に行き渡らせ、長い時間運動し続けるには大切です。

間違った選択をなさいませんよう・・・

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